東洋学園大学 史料室

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2008年度12月 月報

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2008年12月10日公開シンポジウム(早稲田大学)

 博物館実習でお世話になった早稲田大学會津八一記念博物館(今井兼次設計旧図書館)主催による、「早稲田建築をめぐって」と題したシンポジウムが大隈小講堂(大隈講堂地下)でありました。前日に今井兼介先生からパネリストとして発表される由ご連絡があり、急遽参加しました(今井先生についてはTOPICS8月の項、参照)。
 基調は今井兼次、内藤多仲、村野藤吾ら、早大の建築家による学内近代建築遺産の果たしてきた役割、その保存と将来への活用について、等。その上で今井兼介先生の主題解説では今井兼次の生涯と共に学外の建築も多く紹介され、連作「フェニックス・モザイク」では本学について写真と共に触れられました。本学が校舎建て替えにあたって保存を図ったことに対し、高いご評価をいただいていることを報告したいと思います。

2008/12/10

▲大隈講堂前、同シンポジウム案内。開会挨拶に立たれた會津八一記念博物館館長・大橋一章文学学術院教授は学芸員課程の講座コーディネーターでらっしゃいます。

2008年12月11日研究会発表(報告)

 本学史料室は全国大学史資料協議会に加入しています。第63回同協議会東日本部会研究会を本学で行なう旨指名され、発表(報告)及び展示見学を実施しました。

日時 2008年12月11日(木) 12:00~14:00(幹事会)
    14:00~17:00(研究会)
会場 本郷キャンパス1号館フェニックス・ホール/4号館史料室
次第 挨拶 東日本部会会長校 明治大学調査役 鈴木 秀幸氏
    学長 一ノ渡 尚道
    副学長 原田 規梭子
  大学概要説明 企画開発本部部長 小原 芳和
  報告 (14:30~16:00)
    「東洋学園大学における年史編纂と史料室設置までの経緯」 東洋学園史料室学芸員 永藤 欣久
  見学 (16:00~17:00) 東洋学園史料室

 発表(報告)要旨
一. 過去の周年行事における年史編纂の各特長と問題点を挙げつつ、単なる周年行事の飾り、懐古、創立者・功績者の顕彰から、実証的、継続的文献等調査に基づく大学史編纂と常設展示運営に至る経緯。
一. 短大廃止を契機として、旧制女子歯科医専まで遡って一貫した女子高等教育史と捉える視点を得るに至った経緯。
一. 狭義の大学史編纂の他、自校教育(対学内)、卒業生組織化のインセンティブとしての役割(対卒業生)、地域への公開(対社会)等も含めた広義の「大学史活動」としての現状と課題について。

 先進諸大学に比べ、まだかなり幼稚な段階にあることは十分認識していますが、小規模校としての制約と、その条件下での取り組みを率直に公開し、参考に供することを意図しました。報告は1時間以内をメドとしていたのですが、直前に見学を2グループ分割から一度に全員へと変更したため、後のスケジュールが楽になったことからつい冗長となり、30分超過してしまいました。来年2月には別の学会でも発表を予定しており、良い勉強になりました。

2008/12/11

▲一度に50名近く入室したのは初めてです。完全に収容力をオーバーしており、まともな展示解説は残念ながら不可能でした。

2008年12月12日産経新聞取材対応

 連載記事企画準備のため、産経新聞東京本社編集局特集部専門委員の方などの見学と打ち合わせを行いました。

2008年12月13日学会1

 日本医史学会・日本歯科医史学会・日本薬史学会・日本獣医史学会・日本看護歴史学会の5学会合同例会に出席しました。会場は先月の日本医史学会例会と同じ順天堂大学の同じ教室です。ちなみに本学から徒歩で10分もかかりません。
  本学は現在、人文・社会科学系の大学であり、歯科医学教育機関だったという過去があるだけで歯科医史学会以外の医学系学会に出ることには躊躇する気持ちもありました。しかし出てみると歯科医学より一般的な知識で理解できる事項も多く、また先日発表を行なったばかりだったので、諸先生方の発表手法、資料の見せ方など、参考と刺激の多い学会でした。
  なお、順天堂大学とは、歯科医専第4代校長・短大初代学長・馬渡一得医学博士と有山登順天堂大学学長が東京帝国大学医学部で同期だった関係から、昭和25~41年度まで同大学グラウンドを本学体育実技のため長期に亘って借用させていただいた経緯があります。昭和42年度に流山キャンパスが開設され、この関係は解消されました。

2008年12月17日「建築家・今井兼次と世田谷」展

 文部科学省・文化庁の主管する文化財保護強調週間(11月1日~7日)の一環として、世田谷区では「写真展 建築家・今井兼次と世田谷」展を実施しています。会期は10月29日から11月20日までと、同月26日から12月25日まで、後期は下北沢の北沢タウンホールが会場となります。文京区・文京ふるさと歴史館専門員の方からかなり以前に情報をいただいていましたが、なかなか時間がとれず、ようやく見てくることができました。
  世田谷区には昭和5年に今井兼次自ら設計した自邸が残り、今も今井兼介先生ご夫妻が住まわれています。この自邸の他、設計した今井兼次母校の旧制日本中学(現日本学園中学・高等学校)校舎、砧浄水場、カトリック成城教会聖堂、カトリック上野毛教会聖堂が美しい写真で紹介されています。事後、感想を今井兼介先生にもお伝えしました。

2008/12/17

▲当日は大雨でカメラを持たずに出かけ、携帯電話の画像で見苦しく恐縮ですが、カトリック成城教会聖堂扉の飾りです。何かに似ていると思いませんか。

2008/12/17

▲本学旧校舎屋上ペントハウスにあったモザイク「永遠の友情」初期のカラー写真です。先端の鳥(鳩)に注目。次の写真でもう少しクローズアップします。

2008/12/17

▲昭和39年1月23日の第三期工事竣工記念式典の写真。手前左が馬渡房副学長(当時、後に学長・理事長)、3人目が今井兼次先生、4人目は星山三郎教育実習担当非常勤講師(当時、後に英語科主任教授→英語英文科学科長)。

2008年12月19日学会2

 日本歯科医史学会第371回例会に出席しました。当日は7月にあった短大同窓会総会に合わせ来校された歯科医専24回生で学会員の武藤先生(TOPICS7月5日の項、参照)に再会し、また本学の他、女子の歯科医学教育機関として本邦に2校存在した一方の日本女子歯科医学専門学校(現神奈川歯科大学)OGの学会員田代先生とも親しくお話しする機会を得られました。
  本学は日本女子歯科医学専門学校が東京女子歯科医学校と称していた大正6年、同校から分離して発足した明華女子歯科医学講習所(→歯科医学校→歯科医学専門学校)を前身としています。

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