東洋学園大学 史料室

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2012年7月26日

  • 昨年6月26日に他界された学校法人東洋学園評議員、故・吉田恵美子先生は旧制東洋女子歯科医学専門学校19回生(1944年卒)の歯科医師で、同窓会東洋紫苑会の最後の会長を務められました。また、同会による記念誌『東洋女子歯科医学専門学校の六十八年』(1985年)の編纂にあたっては、中心的役割を担われたと伺っています。これらのことから東洋女子歯科医専関係資料を多数お持ちのことと思われましたが、ご病気のため生前に面識を得られませんでした。
    一周忌が過ぎ、あらためてご遺族に資料の所在を確認し、移譲、貸与いただけるものの整理をお願いすることができました。ご多忙のところ快く応じて下さったご遺族様、ならびに仲介の労をとって下さった東洋女子歯科医専23回生の鈴木彧子先生に御礼申し上げます。
  • 旧制東洋高等学校OGの鈴木曄子先生(※数少ない女性の旧制高校卒業生、のち旧制名古屋女子医大卒)が6月3日ならしの会のご見学で来学された際、本年5月に開設された女子美術大学歴史資料展示室のポスターをご覧になり、ご母堂が旧制女子美術学校の卒業生であること、在学当時は本学近くの菊坂校舎(現、文京区5丁目)で、関東大震災の時は秩父宮とともに現在で言うボランティア活動に従事したことなどを聞いている、とお話し下さいました。
    今も1925(大正14)年の「女子美術学校創立二十五年・佐藤高等女学校創立十年記念」帯止めを所蔵されており、女子美術大学様のお役に立てるならということで、本学(旧制東洋高等学校)襟章と併せてご寄贈いただくことになりました。
    佐藤高等女学校は現在の女子美術大学付属高等学校・中学校で、美術学校が杉並校舎に移転した後も菊坂校舎に残りました。桜陰高等女学校(現、桜陰高等学校・中学校)とともに、戦前は本学(東洋女子歯科医専)附属病院が両校の歯科検診を受け持っていました。
    なお、旧制東洋高等学校の襟章は校章の後ろに琺瑯で白線2本を引く男子と同じデザインで、理科コースを示す徽章“S”とともに上着に着用していました。

    参考:「最後の旧制高校 東洋高等学校 ―教養教育への挑戦―」(下に襟章の写真があります)
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