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2015年7月7日


来室:アポロ歯科衛生士専門学校・山根瞳校長。義母で旧制東洋女子歯科医学専門学校11回生(1936年卒)の所蔵資料をご寄贈いただく(第2回)。


 本年2月19日のアポロ歯科衛生士専門学校訪問、翌月の山根先生より資料ご寄贈(初回)については以下をご参照下さい。


 参考:2015年3月9日


 この度はご多忙のところ貴重な時間を割かれ、前期特集展「日本初の歯科衛生士学校 東洋女子歯科厚生学校」をご観覧下さいました。

 この際、ご夫君の故母堂、山根(旧姓・斎藤)タマ先生の証書4点をご寄贈下さいました。


  • 本科卒業証書 1935(昭和10年)年10月25日
  • 専攻科卒業証書 1936年10月25日
  • 得業証書(称号:東洋歯科医学士) 1936年10月25日
  • 歯科医師免許証 1957年4月(婚姻による書き換え後/歯科医籍登録は1936年)


 本科・専攻科・得業の各証書と免許証、計4点が揃っています。4点揃っているケースとして2回生・故田村トシエ先生資料(2009年6月24日)がありますが、この際は借用・複製で実物は所蔵していません。

 予科6ヶ月・本科3年で一度卒業します。この段階では国の検定試験を受験し、パスしないと免許は交付されません。さらに専攻科を1年修めれば卒業資格が免許交付要件になり、記録によれば1929年以降の本科卒業生は例外なく専攻科に進学しています。本科・専攻科の区分は形式的なものとなり、戦時短縮(6ヶ月)と相まって1944年以降は科の区分を廃しました。

 今回の寄贈品は東洋女子歯科医専の教育、経営が安定期に入り、戦時体制に入る以前(日中開戦前年)の貴重な実物資料です。


 山根先生にはアポロ歯科衛生士専門学校の沿革に関する資料、口承を惜しみなくご教示いただいたばかりか、東洋女子歯科医専(本学)の資料までお譲りいただくことになりました。山根先生に、またアポロ歯科と東洋女歯に関わった多くの方のご厚意、ご遺志に感謝します。


昨年度は13回生(1938年卒)、14回生(1939年卒)のご遺族から証書類のご寄贈があり、専攻科卒業証書と得業証書の画像を紹介しました。今回は本科卒業証書を掲載します。
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