東洋学園大学 史料室

  • ホーム
  • 月報
  • English

2012年度8月 月報

2008年度月報 2009年度月報 2010年度月報 2011年度月報 2012年度月報 2013年度月報 2014年度月報 2015年度月報 2016年度月報 2017年度月報 2018年度月報 2019年度月報 2020年度月報
  • 4月
  • 5月
  • 6月
  • 7月
  • 8月
  • 9月
  • 10月
  • 11月
  • 12月
  • 1月
  • 2月
  • 3月

2012年8月6~10日/27~29日

消防法の関係という説明ですが、4号館1階の教学系事務室が2階に上がり、1階は本来の学生ホールに戻ります。この計画が伝えられた4月時点で大枠が決定しており、教務・学生・広報3部署共通の1フロア、オープンカウンター式となっていました。

資料の保存と活用の観点から、上記計画には以下の難点が考えられます。

  • 他部署と混在し、不特定多数の出入りがある環境では貴重資料を置けない。
  • 廊下との仕切りがないことから温湿度管理、防虫対策が不可能になる。
  • 割り当て面積が現行より大幅に縮小し、資料を収容しきれない。

事前に現場の実態、意見を汲まない計画作成を遺憾に思いますが、以後、修正交渉を続け、着工前に以下のように落ち着きました。


  • 教学系部署との境界に壁、廊下側はガラスパーテーションによる仕切りを設け、独立した空間を確保する。
  • 新広報室の横幅を当初計画より1m拡大し、新設する職員ロッカー室を2m削減して書庫スペースを設ける。

簡単なようですが、入りきらない資料は“物置”へ、という発想に対して説明資料を幾つも作成し、交渉と説得を重ね、本年度前期の時間とエネルギーの過半を費やしてしまった観があります。担当者にとってはこの6年で4回目の事務室移転となり、これで落ち着くよう強く願います。全体として大幅に狭くなり、将来的拡張の余地のないぎりぎりの面積ですが、かろうじて現行とほぼ同じ環境と収容力を確保しました。

空調のないロッカー室との仕切り上部に開口部が設けられ、そこから虫類の侵入が発生していること、空調が中央制御で手許操作ができないこと、空調能力が学生ホール用のままで過大に過ぎること、空調の系統が以前のままで、隣接部署との兼ね合いから単独調節し難い点などの問題が残り、次年度以降の改善を求めたいと思います。

6(月)~10(金)で梱包と搬出。指定された仮置き場のほか、貴重資料は6階史料室バックヤードに移しました。

工事中(夏季事務閉鎖期間)及び前期休日出勤代休の後、27(月)~28(水)に新事務室に仮置きされた備品配置を修正した上、再収納を行いました。この際、2・6階間で資料の入れ替えを行いました。また、6階バックヤード収容力増強のため、大型スチールラック1台を購入、設置しました。

4年間使用した在来の広報室(史料室使用部分)。不完全ながら外界から隔離され、増え続ける資料のためのスペースも確保されていました。
移転後の広報室は同じフロアの南隅、床面積は約2/3に縮小しました(撮影時は整備未完了)。奥の壁に面した一辺が史料室事務室です。壁面にはロッカー室の通風口が10ヶ所開いています。事前にこれが設けられることは把握できませんでした。
幅1.7mと極限まで狭くなりましたが、計画から広報室を1m拡大できたことで、かろうじて占有部分を得ることができました。通路はぎりぎりで台車が入れます。作業台に使っていた机を他部署に転用するため供出、代替として6階バックヤードから机を1台降ろしました。ブラインドが緩んでいるので交換をお願いしましたが未施工(多分このまま)、使い古しのスチレンボードで遮光しています。
2×2mの書庫。不幸中の幸いで、既存の書棚、ロッカー、対面にはスチールラックがぴったり収まりました。地震の際の転倒防止には意を用いていますが、この書棚(廃品再利用)には常に不安が残ります。
6階バックヤード。机を抜いて新たにラックを入れたほか、廃品の備品も持ち込み、主に旧制期資料を集中させました。こちらもますます狭苦しくなり、来客応対スペースが完全になくなりました。
PAGE TOP
  • 東洋学園大学
  • 東洋学園校友向けホームページ