東洋学園大学 史料室

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2012年5月7日

三備タンク(歯科技工用器具)の委託補修完了及び、蒸和釜など3点受贈。

本平孝志様((有)シンクライト代表取締役、日本歯科医史学会)のご厚意により、3月22日に依頼した三備タンク(2007年長野県東御市大塚歯科医院寄贈〔東洋女子歯科医学専門学校23回生:柳田きくよ様ご実家〕)の欠損部品を複製していただきました。
また戦前、義歯のゴム床作成に用いた蒸和釜、ほかにワイヤーゲージと鉄床(てっちん)をご寄贈いただきました。

三備タンク。バーナーに本来あった蓋を新たに鋳造していただきました。タンク本体には綿が詰められており(現存)、ガソリンタンクに繋いで燃料を補給し、フットベルからの送気により圧力(火力)の加減を行います。
蒸和釜(耐圧釜)。ある程度錆を落とし、錆止めの処置をしました。蓋にNIPPON TOKYO 2595.6.15とあるのは、シリアルナンバーでなく皇紀による製造日表記のようなので、1935(昭和10)年製ということになります。安全弁、圧力調整弁の基部には松葉の菱枠にUYの社紋が刻印されています。製造社名をご存知の方がおられましたらご教示いただけると幸甚です。
ワイヤーゲージ。BIRMINGHAMの陰刻があり、英国製のようです。
鉄床(てっちん)、あるいは鉄砧。金属を叩いて延ばす際に使います。一般のものに比べずっと小ぶりです。

参考:2012年3月22日

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