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2013年1月18日


 本日来室された東洋女子短期大学英語英文科38回生の鳥飼カオルさんからご著書(訳)『リリー・Bの小さなつぶやき』(文芸社刊)を献呈いただきました。

 鳥飼さんは本学をご卒業後、銀行勤務を経てリヨン第二大学(フランス)で社会学を専攻。帰国後は複数の外資系企業に秘書として勤務し、社内通訳、翻訳、折衝などを担当されました。その後はフリーランスで政府系関連資料の翻訳に従事されています(本書訳者プロフィール)。

 本書は「自由」「自立」「自分の価値基準を持つ」というテーマを包摂しつつ、15歳の少女の思春期の悩みを明るくコミカルに描いてフランスでティーンに人気の『リリー・B』シリーズ第一作です。鳥飼さんからは、特に主人公と同世代の若者が勇気を起こし、元気になってほしいという気持ちを込めて翻訳にあたったと伺いました。

 青春小説特有の「爽やかで甘い後味」(訳者)と、フランスの風土に由来する「作品全体の放つ空気感」(同)を損なわないよう、あえて意訳も試みた意欲的な翻訳です。同世代の方、年齢にかかわらずヤングアダルト(YA)小説が好きな方はもちろん、広範にお勧めしたい作品です。


『リリー・Bの小さなつぶやき』
ヴェロニック M ル・ノルマン(Veronique M. Le Normand)著
鳥飼カオル 訳
文芸社 2013年2月15日刊

参考:文芸社


『リリー・Bの小さなつぶやき』装丁
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