東洋学園大学 史料室

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2015年9月30日

旧制東洋女子歯科医学専門学校13回生:故柴田経子様ご遺族の小野寺泰子様より、母堂様が在学中から使用した薬箱を受贈。


 昨年(2014年)10月来、小野寺様から資料、情報を多々ご提供いただいています。重複を避け、これまでの経緯は以下をご参照下さい。


 2015年3月27日 以前の記事へ順にリンクしています


 愛知県豊田市のご実家から薬箱が見つかったということです。前回ご寄贈いただいた煮沸消毒用器具ケース同様、名入れが施されており、蓋の留め金に所有者の姓が刻まれています。中の薬瓶も在学当時のままと思われます(同時期の写真に同じ形の薬瓶と、瓶の蓋に同じ記号類が見えます)。

 故柴田先生はご結婚を機に歯科医師を辞め、伊豆に移り住んだと聞いていましたが、詳しく伺うと修善寺とのこと。当時は開業していなくても歯科医師ということで、近在の温泉旅館や民家から急患の処置を頼まれることがよくあったと聞きました。終戦直前に歯科医院を畳んだ後も、この薬箱はかなりの間、現役だったということになります。


正面中央の留め金に、この状態では下向きに「柴田」と刻印されています。
中の状態。薬瓶の汚れを落とすと今でも使っているように見えます。
1934~38(昭和9~13)年に本学で使っていたものでまず間違いないと思います。
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