東洋学園大学 史料室

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2011年5月13・16日

東洋女子歯科医学専門学校20回生(1945年卒)故・伊藤とし子様ご子息の伊藤雅敏氏が来室、遺品をご寄贈いただきました。

13日に入学時の1941年購入と推定される制帽、16日には伊藤歯科医院で使用していた1950年代製(推定)の「歯科標本」、「歯牙疾患処置標本」などをお届け下さいました。2008年5月13日(リンク)の記事は生前の伊藤とし子先生に関するものです。

歯科標本(部分)。額入りのロウ製模型です。模型が数点脱落しているので年度内に修復したいと思います。
歯牙疾患処置標本(部分)。2点とも日本医学標本(株)(現存せず?)の製作になるものです。戦後、東京で開業された頃に揃えられたものと推定しています。
伊藤(旧姓五十嵐)とし子先生は終戦の年の3月にご卒業後、長崎医大(現、長崎大学医学部)に勤務されて被爆、奇跡的に助かって戦後は東京の進駐軍第361病院(同愛記念病院接収)の歯科に勤務の後、故郷新潟県高田に近い梶屋敷(糸魚川)で開業され、その後、再び東京に戻りました。惜しくも昨年6月に86歳で他界されましたが、破天荒でダイナミックな生き様をご著書に生き生きと書き残されました。
写真は2007年、中野区のご自宅兼医院でお願いして被っていただいた制帽。戦火を潜り抜けたこの制帽もご寄贈いただきました。
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