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2011年4月18日

  • 東洋女子歯科医学専門学校1936(昭和11)年度『学校一覧』をご提供いただきました。

14日記事の屋口様より折り返し、旧制東洋高等学校に関する資料提供及び回答への返礼として、氏が所蔵される東洋女子歯科医学専門学校『学校一覧』をお貸し下さいました。年代不明とのことでしたが、「指定以来第十回の卒業生を出し其数は九百二十名に及び」の一文から、1935年度卒業式(10月25日)以降の発行で1936(昭和11)年度入学生募集用と読み取りました。『学校一覧』は『学則』と合わせ、今日の入学案内書(パンフレット)に相当し、これも収集の対象です。

この年の表紙は、卒業アルバムにも使われている雪景色の壱岐坂通りです。看板の校名英語表記は"TOYO LADIES DENTAL ACADEMY"となっていますが、校章は"Toyo Women's Dental College"の頭文字TWCを図案化したもので、少々混乱しています(LADIESはちょっとないだろうと思いますが)。
  • 資料のデータ化、納品(臨時)。

先月に2010年度分の資料保存(マイクロ化、電子化、複本)について報告したばかりですが、「東洋女子短期大学の誕生 -第二の創立者 宇田愛とブラックマー・ホーム」のために宇田家から借用した故・宇田愛先生の勲三等瑞宝章勲記が大き過ぎ、手持ちの汎用スキャナで読み取れないため、業者さんの力を借りました。

併せて「東洋女子歯科医学専門学校付属病院長川上みねに対する宇田尚校長の弔辞」(1934年5月22日)のデータ化も依頼しました。3mの長尺で手持ちカメラによる分割撮影はしてありましたが、この際均一に撮影の上、各コマを接合して一つの画像データに加工しました。

手持ち撮影でご覧の通りの長さ。全ての字が読み取れるように撮影すると、11コマに及びました。この弔辞は宇田尚校長の名で、自身が読み上げたものですが、筆跡は宇田校長のものと異なり、学生の筆によると思われます。文案は校長が起草し、学生が清書することで全教職員の気持ちを込めたのでしょう。署名は「財団法人東洋女子歯科医学専門学校教職員生徒代表 宇田尚」となっています。
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