2012年度1月 月報
2012年1月13日
- 資料提供:安芸市教育研究所に入交直重(東洋女子歯科医学専門学校教授)写真など。
- 受贈:明海大学歯学部坂下英明先生よりデンタルボックス(東洋女子歯科医学専門学校で使用)と校友会誌『東洋女歯報国会誌』。
1. 安芸市教育研究所(主任研究員:井上久美氏)の依頼により、高知県安芸市中学校用教材(資料集)『安芸市の人物』編纂のため写真(電子媒体)「入交直重と吉田茂」などを提供しました。27日に写真4点及び本学年史を追送しています。
2. デンタルボックスは木製小型、上蓋に9回生(1934年卒)の名入りです。合名会社中澤歯科器械製造社の製品で、現存する発注書、納品書から本学(東洋女子歯科医専)の器械、材料の発注先は同社が多かった模様です。
『東洋女歯報国会誌』は旧名『東洋女歯校友』、1943年3月刊の通算第38号に相当しますが、報国会誌に改称以後はナンバーが振られていません。1941年に戦争遂行政策の一環で全ての学校の校友会(自治会・同窓会)が強制的に報国会(さらに報国隊)に改編させられました。次の12月刊(実質39号)を最後に戦局悪化のため休刊となり、そのまま廃刊となりました。
本号は合冊として製本されたものが現存しますが、寄贈品はオリジナルの形態を保つものとして貴重です。