東洋学園大学 史料室

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2020年3~4月


1号館9階1921室(旧会議室)の史料室(展示室・収蔵庫・事務室)化工事と移転。


2月26日 着工

3月19日 概成

3月26日 一時保管場所(4603)・事務室(5603)から資料と什器類を移動、移設

4月8日 修正追加工事、竣工 展示室70㎡(展示ケース下収納化)・収蔵庫・事務室30㎡


既存の事務室約20㎡分縮小となるため、ハイケース1台を除く全展示ケース下空間を収納スペースにしました。収蔵庫・事務室には溢れて分散していた文書資料と書籍を合理的に収納するため、H2.4m、W1.5mのスチールラックを4台新設、既存のラック、ロッカー類と併せ床、壁にアンカーを打ち、懸案の耐震性を向上させました。

既存の4号館6階は1985(昭和60)年竣工の講義棟で二重窓ながら大きな開口部があり、空調を常用しても外気温湿度の影響を防ぎ難い構造でした。換気装置が近年まで機能を止めていたこともあり、周辺教室では窓開けが常態化、資料保存に適さない環境になっていました。開設した2008年当時は本郷・流山で学年別キャンパスの施策が始まり、遊休化したフロア全体を利用、管理することができましたが、その後は本郷キャンパス集約化で過密化し、その点でも資料保存・展示活動に適さなくなってきました。

新施設は建物9階の研究室、廊下に囲まれた中央部にあります。換気装置は給排気各4、計8。仕切り壁を設けて室内を分割したため空調室内機は2→3に増設、位置も変更しました。3~4月は空調を使わずに良好な温湿度を維持していますが、換気停止中に排気口から僅かに外気が逆流入する現象が見られ、許容範囲内ですが意外に湿度変化が大きいようにも見えます。観察と記録を継続し、環境特性の把握に努めます。

常設展示は従来の章立てを踏襲しつつ、テキスト、写真、図版は12年間の蓄積を反映して全面更新しました。照明は電球色のハロゲン灯から白色系LEDに変更、演出効果とランニングコストの低下を図っています。


本事業は新型コロナウイルス感染症が拡大していく過程と重なり、東京都などに緊急事態宣言が発出された翌日の4月8日に竣工しました。

竣工後、5月初旬現在まで防疫のため週2~3回在宅勤務となっています。出勤しても4月中は時短勤務でした。このため資料の再収蔵、演示作業は大幅な遅れが生じています。また、計画では4月中旬から学内、5月18日(月)より一般(学外)を対象に常設展示公開を再開し、6月1日(月)より新聞社主催五輪報道展に連動した特集展を公開する予定でしたが、全てキャンセルとなっています。


1月7日 着工直前。床、空調など準備工事完了。施工前の原状は2019年8月29・30日を参照。
2月26日 着工。
2月28日
3月5日 展示ケース下は2/3が棚なし、1/3は3段の収納としています。
3月19日 概成。右は収蔵庫・事務室、左の通路から奥が展示室です。
4月22日 週2~3日の時短勤務で資料の再収蔵と再演示作業を進めています。
1月11日 こちらは梱包、搬出準備中の旧史料室(4602室)。
3月20日 短時間の学位記交付行事に充てられた復元完了後の4602教室。
この場所で多くの人と出会いがあったことを記憶に留め、新しい施設を育てていきます。
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