２０１５年６月１７日

来室：公益社団法人日本歯科衛生士会会長・金澤紀子様。

　東洋女子歯科厚生学校（歯科衛生士学校）をとりあげた前期特集展にあたり、『日本歯科衛生士会々報』第１号（１９５３年）、『歯科衛生士のあゆみ　―日本歯科衛生士会６０年史』（２０１２年）のご提供、その転載、また卒業生の追跡調査などに、公益社団法人日本歯科衛生士会の金澤会長並びに事務局より格別のご厚意を賜りました。

　『日本歯科衛生士会々報』第１号には同会創設に関わった東洋女子歯科厚生学校卒業生１９名のうち７名の近況（その他、氏名と勤務先のみ６名）と、当時の日本歯科医師会会長で東洋女子歯科厚生学校とその母体である旧制東洋女子歯科医学専門学校の教授・附属医院長だった入交直重「歯科衛生士の誕生と将来」が、また『歯科衛生士のあゆみ　―日本歯科衛生士会６０年史』には卒業生で日本歯科衛生士会第３代会長の豊田（旧姓・相馬）幸子様による「文化国家にふさわしい仕事への期待感からの一歩」が掲載されています。

　本日はご多忙のところ貴重な時間を割いて常設展と前期特集展「日本初の歯科医衛生士学校　東洋女子歯科厚生学校」をご覧下さいました。金澤会長はこれまで長きに亘り歯科衛生士会長の重責を担ってこられましたが、今月一杯でご退任と伺いました。これまでのお働きに敬意を表しますとともに、今後ますますのご活躍と歯科衛生士の発展を祈念いたします。

　参考：公益社団法人日本歯科衛生士会