東洋学園大学 史料室

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2015年3月20日


来室: 旧制東洋女子歯科医学専門学校指定後1回生・成家玉(なるや たま)様ご遺族の成家淑子様ら。写真の複製などをご寄贈いただく。


昨年9月にも別の1回生ご遺族から在学時の情報照会がありました。東洋女子歯科医学専門学校1回生は指定後1回生と称し、それ以前に指定前(旧明華時代)の卒業生がいます。2013年中に調査、資料収集させていただいた秋山幸先生は指定後(東洋)19回生、その母上の故・秋山みよ先生が指定前(明華)1回生で1919(大正8)年卒業です。


参考:2013年8月7日

それ以前の記事には順にリンクしています。


指定後1回生は専門学校令による認可後初の1922(大正11)年入学、1926年11月の卒業1ヶ月弱前に東洋女子へ改称、卒業1日前に文部大臣指定認可が降りました。従って在学中のほとんどを明華女子歯科医学専門学校の生徒として過ごしています。

指定認可と引き替えに追われた明華女歯創設者・香山明の評価は概ね低く、認可の成否にその後の人生がかかっていた指定後1回生からは大いに攻撃されたと各種文献は伝えています。しかし、秋山家、成毛家に伝わる口承を聞くと、一概にそうとも言えないようです。

典型的な勝てば官軍、負ければ・・・なのでしょう。2016年に東洋学園として創立90周年、2017年には明華開校100周年を迎えることから、今秋よりシリーズで創立期を掘り下げる予定ですが、できるだけ多くの資料、口承を集め、客観性の維持に十分留意したいと思います。


故・成家玉先生について本日お伺いしたこと、いただいた写真(複製)については、後日あらためて聴き取らせていただき、写真の原版もお借りできればと考えています。


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