2010年度7月 月報
2010年7月18日
来室:大分県中津歯科医師会のご見学がありました。
大分県中津市は近世より蘭学の伝統を誇り、福澤諭吉や日本人公許歯科医の鼻祖である小幡英之助(福澤門下)を輩出するなど、近代日本医学史における重要な地です。この日、中津歯科医師会会長・福成文隆先生、副会長・間辺健一先生はじめ9名のご見学がありました。
東京着後、青山墓地の小幡英之助墓参の次にお立ち寄りになられ、大変光栄なことと存じます。昨年は小幡英之助没後百周年にあたり、同歯科医師会は『小幡英之助先生没後100年顕彰 歯科祭記念誌』を編纂して同書をご寄贈下さいました。ご見学の際、姉妹編の『小幡英之助先生没後100年顕彰 歯科祭記念誌 中津歯科医師会の歩み』、及び1985年に編まれた『小幡英之助先生顕彰 第20回歯科祭記念誌 中津歯科医師会100年の歩み』を賜りました。先人への敬意と顕彰を絶やさず、事績の編纂を継続し、向上し続けるご努力に深い敬意と共感を覚えます。
今回のご訪問は5月18日記事の大分大学名誉教授・清水正嗣先生のご来室とともに、後掲する28日記事の川嶌眞人先生の働きかけにより実現したと伺いました。川嶌先生及び中津歯科医師会に感謝の意を表する次第です。
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史料室で。梅雨明け早々の猛暑をおしてお越し下さいました。 |