東洋学園大学 史料室

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2011年1月17日

宮城県仙台市に東洋女子歯科医学専門学校23回生、川上舜子先生を資料収集で訪問。

2010年7月15日に資料調査でお伺いしていますが、12月11日に5史学会(医・歯・薬・獣医・看護)でお会いした際、歯科医院を閉院するので器具、器械類を処分する前に欲しいものがあれば譲るというお申し出がありました。

東洋女歯時代の資料ではありませんが、これまで収集した断片的な同時代資料を補い、また参考資料用として31種49点をご寄贈いただきました。

(株)ジーシー製アマルガメーター(電動練和器)。既存の資料に東洋女歯卒業生の父君が使用した乳鉢と象牙の練和器(推定大正期)があります。戦後約30年でこのように機械化されたことになります。
歯鏡、探針、スケーラー、ピンセットなど、諸器具はバットに載せて滅菌室にあるままの状態を再現できるよう、一種につき3点いただきました。
器具が中心ですが、ご夫君故・川上道夫東北大学名誉教授ゆかりのものも。デンマーク出張の際に受け取ったか、またはデンマークから贈られたものとのこと。裏書に英語で「尊敬する同業者川上教授のご多幸を祈って Copenhagen 29. Oct. 1975 N. Brill」と署名があります(1970年かもしれません)。
帰京後、和久本歯科医院(本郷三丁目)院長和久本雅彦先生を通じ、川上道夫先生と懇意だった和久本貞雄先生にお伺いしたところ、裏書の主は当時、デンマーク王立歯科大学の補綴科教授とのことでした。そのことを川上舜子先生に伝えたところ、夫君のご専門は有機化学で、補綴はその父の故・川上政雄東京高等歯科医学校教授なので、その縁ではないかということでした。川上政雄先生の妻は東洋女子歯科医学専門学校附属病院長、故川上みね先生です。
仙台は例年ならばまず積雪はないそうですが、今年は日本海側の豪雪の余波がここまで達していました。
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