東洋学園大学 史料室

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多摩美術大学美術館「今井兼次の世界Ⅳ」展(本学「フェニックス・モザイク」)について


エスキース、スケッチ、詳細図、メモ(指示書)、写真、解体作品の断片などを公開しています。

多摩美術大学美術館「今井兼次の世界Ⅳ ―社会への奉仕 戦後の作品から―」では、碌山美術館、旧)根津美術館、桃華楽堂(宮内庁楽部 香淳皇后還暦記念音楽堂、日本芸術院賞、BCS賞)などとともに、本学「フェニックス・モザイク」(1961年)の構想、設計資料、現存しない旧1号館屋上作品群の断片が展示されます。

期間: 2012年9月15日(土)~10月14日(日)
会場: 多摩美術大学美術館 東京都多摩市落合1-33-1
多摩美術大学美術館
「今井兼次の世界Ⅳ」

建築家・今井兼次(1895~1987 日本芸術院会員)の作品には、上記のほか早稲田大学図書館(現 同大會津八一記念博物館)、同大演劇博物館、日本26聖人殉教記念施設(日本建築学会作品賞)、大隈記念館(佐賀)、遠山記念館などが挙げられます。1927年に開業した日本初の地下鉄、上野・浅草間のトータルデザインも手がけました。早稲田大学で教鞭をとり、帝国美術学校(現 武蔵野美術大学)、多摩帝国美術学校(現 多摩美術大学)の設立にも参加しました。アントニオ・ガウディを日本に紹介した功績で、スペインよりアルフォンソ十世賢王勲章を受章しています。

新1号館に保存されている「岩間がくれの菫花」のほか、屋上に「永遠の友情」、「芽生えから開花」、「思い出の四季」の3作品、東壁に「繁栄の樹」(これのみ1964年)が存在しました。5作品の総称が「フェニックス・モザイク」です。「フェニックス・モザイク」はまた、千葉県大多喜町役場庁舎(1959年)、大阪本町ビル「糸車の幻想」(1961年)、本学(同年)、日本26聖人殉教記念施設(長崎 1962年)、桃華楽堂(1966年)の系譜をたどるモザイク壁画の連作総称でもあります。
本展では一つの作品に複数のエスキース、スケッチなどが公開され、構想・制作の過程でどのように変化していったのかが窺われる貴重な展示です。この機会にぜひご覧いただきますようご案内申し上げます。
なお、本展開催にあたり、本学東洋学園史料室は解体作品を中心とする写真資料などを提供して協力いたしました。東洋学園史料室でも「フェニックス・モザイク」に関する資料を常設展示しています。また、現存する最大作品「岩間がくれの菫花」は公道(壱岐坂通り)から間近にご覧になれます。併せて本学にもお越しいただければ幸いです。


1961年、旧1号館竣工当時の「岩間がくれの菫花」


1964年、第2期工事竣工式における今井兼次(下から3人目)


「芽生えから開花」先端部分


「永遠の友情」(当時の入学案内書から複製、発色が良くありません)


左下「思い出の四季」、階段上部は「芽生えから開花」

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