東洋学園大学 史料室

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2018年3月16日


今井兼次作品フェニックス・モザイク「糸車の幻想」(大阪)のオリジナル部材保存について。


既報:2015年4月14日


本学フェニックス・モザイク「岩間がくれの菫花」(など5作品)の次に今井兼次(建築美術家、1895~1987)が手がけたフェニックス・モザイク「糸車の幻想」を修復、保存した大阪商工信用金庫本店ビルが2017年9月にオープンし、大阪市「生きた建築ミュージアム・大阪セレクション」に選定されました。

3月1日、施工者の竹中工務店大阪本店様より、本作のオリジナル部材を本学で保存できないか、打診がありました。本作は概ね再生保存=ほぼ新たに作り直したレプリカであり、修復不能のオリジナル部材は月末までに廃棄とのこと。

より相応しい機関を幾つか想定して今井家と連絡をとり、結果、岐阜県の多治見市モザイクタイルミュージアムで受け入れていただくことになりました。同館は開館準備中に本学解体4作品断片を引き取って下さった経緯があります。


竹中工務店様からのご連絡と同時に今井家ご親族(姫路市)の今井博様より、「糸車の幻想」修復後の写真とレポートが届きました。両者のメール着信差わずか26秒、遇合に驚きました。


今井博様からいただいたフェニックス・モザイク「糸車の幻想」現況。旧ビルでは歩行者の目の届かない屋上にありましたが、鑑賞に適した地上近くに降ろされました。
「糸車の幻想」解説プレート。関係各位の叡智とご尽力に敬意を表します。
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